明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
去年は私たちソルブレインにとって激動の一年でした。
そして事務所をAERに移してから、ちょうど明日で一年になります。
そうです、今気づきました。多分、他の連中は気づいていないはずです。
ですので、私だけが気づいているという優越感に浸りながら、明日から仕事を頑張っていこうと思います。
例えばそれが昼食の時。
他の連中は、己の食欲を満たすことしか考えずに間抜けな顔で弁当をむさぼっていることでしょう。
しかし私は違います。
「あ~もう一年になるのか~。色々なことがあったな~。」と思い出に浸りながら、タコちゃんウインナーに刺さった爪楊枝を摘み上げ、
クルクルと回転させながらゆっくりと口に運ぶのです。
そして、口いっぱいに広がるタコちゃんウインナーの味に、いつか行ったエーゲ海の美しい夕暮れを思い出さずにはいられないことでしょう。
そのあまりにも優雅な私の食べっぷりを見て、とうとう彼らも気づくことになります。
「あ~。なんて僕は愚かだったんだ。こんな大切な日を忘れるなんて・・・。」と、私がご飯の真ん中にある梅干を、優雅に食べ終わり
ゆっくりと種を口から取り出して、おもむろに種を割り始め、中に入っている実を食べようと苦戦している頃、彼らは自分がしてしまった重大な過ちに気づくのです。
去年までの私なら、そんな彼らを見ながら腹筋を六つに割っているところですが、今年は違います。
事務所の隅で膝を抱えながら泣きじゃくっている彼らにゆっくりと近づき、背中を優しくさすりながら
「誰にでも間違いはある。終わったことはしょうがない。来年はちゃんと思い出せるさ!」と元気づけながら目の前にそっと、
タコちゃんウインナーを差し出すのです。
そして、泣きながら私の胸に飛びついてきた彼らにこう言います。
「今年も宜しくな」





